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PTAのベルマーク廃止運動と仕分けの工夫で業務削減

PTAのベルマーク廃止運動のその後と業務削減の具体例 PTA
PTAのベルマーク廃止運動のその後と業務削減の具体例

PTAのベルマーク廃止運動と仕分けの工夫について書いていきたいと思います。

みなさんのお子さんの学校ではベルマーク集めの活動はしてますか?
うちの学校ではベルマーク活動を以前はしていたのですが廃止にしました。
どのように廃止したか?その後どうなったか、また廃止できない場合の業務削減について記事にします。

合わせて読みたい→ PTAはいらない?PTA活動を縮小して、任意参加の実現を!

ベルマークを集めて学校の備品を買う

ベルマーク運動ってどんな活動なんだろう?

協賛会社の商品についた点数を集めることで、学校の備品などを買うことができます。そして購入金額の10%が自動的にベルマーク財団に寄付され、様々な教育支援活動に役立てられています。

ベルマークとは学校、団体ごとに協賛会社の商品についている点数を集めてベルマーク財団に送ることで1点あたり1円のベルマーク預金となり、学校などの備品を買うことができます。

そしてベルマーク預金からの購入代金の10%が自動的にベルマーク財団に寄付され、へき地の学校や特別支援学校、災害で被災した学校への支援、アジアの子どもたちを助けるNPOへの支援など多くの教育支援活動に使われており、子ども達にとって身近なボランティア活動となっています。

ベルマーク活動をしてる学校ではベルマークが何点集まったか、ベルマーク預金で何を購入したかの報告があります。

ベルマーク委員の活動の一例

ベルマーク委員ってどんな活動をしてるんだろう?

ベルマーク袋の配布回収整理業務で年間を通して活動があります。

ベルマーク集めの方法は学校によって様々だと思いますが、うちの学校で実際に行っていた方法を元にベルマーク委員がどのような業務をしているか書いていきたいと思います。

月に1度、全家庭にベルマーク袋を配布し回収

毎月、児童を通して各家庭にベルマーク袋を配ります。
締切日が決められていて、その日までに保護者は児童を通して、袋に入れたベルマークを提出します。

保護者が提出したベルマーク袋は職員室にあるPTAボックスに先生が入れてくれるので、それを回収します。
袋のベルマークは全部出してまとめておきます。
袋に月ごとにハンコを押すところがあり、戻ってきた袋にハンコを押します。

年に3回のベルマーク整理

うちの学校では年に1度、全保護者がPTA活動のお手伝いを何かすることになっていました。
その中でベルマーク整理係に決まった人を3回のベルマーク整理日に振り分けて、その人たちに向けて、お手紙を児童を通して渡します。

ベルマーク整理はまず枠より大きく切りすぎているベルマークを切りなおして、協賛企業ごとに分けます。

ベルマーク整理のお手伝いは1度に30人くらいで午前中の2時間くらいの作業でした。
それでも全ては終わらず、ベルマーク委員の人はお弁当持参で午後からもベルマーク作業をすることも多いです。

ベルマーク協賛会社別の指定袋に入れてベルマーク財団に送付

ベルマークを協賛会社別の指定袋に入れてベルマーク財団に送ります。
以前は協賛会社ごとの台紙に貼っていて、それがかなり手間だったのですが
数年前に貼る必要がないことが分かり、少し作業が少なくなりました。

ベルマーク預金で学校の備品を購入

ベルマーク預金で買うものは、本部役員などと相談して決めます。
ベルマーク預金は1年で使い切る必要がないので高価なものを買いたい場合は
何年か分貯める場合もあります。

PTAのベルマーク活動廃止、児童のボランティア委員が引継ぎ

うちの学校では、ベルマーク委員は廃止しました。

理事会でベルマークを廃止するかどうかの決を採ったら満場一致で廃止となり、
お手紙で全家庭にお知らせしましたが、特に反対意見は出ませんでした。

手紙には有志でベルマーク委員をしたい方がいらっしゃれば、それは妨げませんと書きましたが、今のところ、ベルマーク委員をしたいという有志はいません。

今までベルマークを見つけたら切ることが当たり前だったのが、切る必要もなくなったことに慣れた秋ごろに、児童が行っているボランティア委員から「ベルマーク集めを始めました」というお手紙が届きました。

PTAのベルマーク委員を廃止した時には、児童が委員会でベルマーク運動を引き継いでくれるとは思わなかったので、正直、驚きました。
児童がベルマークを集めたら学校の備品も増えるし、それが色んな教育支援活動になることを知って、また集めようと思ってくれたのなら嬉しいです。

廃止できないのなら業務削減を目指そう

うちの学校ではベルマーク運動を廃止することができましたが、反対の意見が多く、廃止できない学校もあると思います。
もし廃止することができないのなら、ベルマーク委員の業務を減らすことを考えるといいと思います。
減らす方法の一例をあげたいと思います。

うちの学校のように毎月ベルマーク封筒を配布して回収する方法はとても手間がかかります。
例えば、職員室前にいつもベルマーク回収箱を置いておき、児童がいつでも入れれるようにすれば、業務を減らすことができます。

ベルマーク協賛企業は現在、95社ありますが学校で集める時に多く集まりやすい企業があります。
例えば小学生のいるご家庭であれば、お菓子を買う機会が多いのでお菓子会社のベルマークは集まりやすいですよね。
そのように多くあつまる企業については別の箱や袋を用意して「この番号の企業はこの袋に入れてください」というようにすると仕分け業務を減らすことができます。

ベルマーク回収箱は、引き出しを仕切って番号ごとに分け入れててもらったり、ウォールポケットのような形で仕分けしやすくしたり、子どもでもパッと見て分かるような工夫をしておくとよいです。

またベルマーク仕分け作業を平日午前中に学校で行うのが難しければ、自宅でそれぞれが仕分けして、最後にそれぞれの数えたベルマークを合算して送ればいいです。

ベルマーク財団に送る時に台紙に貼っている学校もあるかもしれませんが、貼る必要はありません。ベルマーク番号と点数がわかるのであれば同じ種類のものを10枚ずつホチキスで止めても大丈夫です。

ウェブベルマークで大幅に業務削減!

ネットショッピングを通してベルマークポイントを貯めることができる、ウェブベルマークというものがあります。ウェブベルマークにするとベルマーク委員の活動を大幅に削減することができます。

PTAの手作業ベルマークを廃止してウェブベルマークを始めよう!

ベルマーク運動まとめ

ベルマーク運動は、学校の備品という、とてもわかりやすい形で子どものためになる活動です。そして購入金額の10%が教育支援活動に使われるという点においても、素晴らしい活動だと思います。

でも例えば、その活動に参加できないのも「誰かのため」かもしれませんよね。

仕事するのも「子どものため」かもしれない。
仕事するのが「自分のため」だとしても、そうやって保護者が仕事して自分らしく生きることが、子どものため家族のためにもなるんじゃないかと私は思います。

PTA役員はできないけど、PTA会員でありたいと思えば、PTA会費を払えばいいし、PTAに必要性が感じられなければ退会すればいい。
それは人それぞれの考え方で、違う考え方だからといって敵対する必要はないし、お互いを認め合っていければいいと思います。

ベルマーク運動も集めれる人は集めて、作業したい人はすればいい。
ウェブベルマークの活動ならできるからやりたいと思うならすればいい。
強制的に参加させるのではなく業務をなるべく省いてやりたい人が任意で活動していけるPTAになればいいと思います。

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