強制PTAを廃止した学校のPTA加入率と任意のPTAの本当の意味

PTA加入率 PTA
PTA加入率

今回は強制PTAを廃止した学校の加入率について書いていきたいと思います。
うちの学校では今年度から正式に強制PTAを廃止しています。
強制PTAを廃止した場合のPTAの加入率と、本当に任意加入のPTAを実現するための要件について書いていこうと思います。

強制PTAを廃止した学校とはどういう意味か。

本来はPTAは任意の団体なので、強制されるものではないはずですが、まだ多くの学校で強制に近い形のPTAになっています。

この記事での「強制PTAの廃止」は、以下の意味で使っています。

①入会・退会がいつでも自由

全家庭・全教職員に「PTA入会届」「PTA退会届」を配布し、いつでも入会と退会ができます。

PTA入会希望者はPTA入会届を提出し、提出しなければPTA会員になることはありません。

入学した途端に、PTAに入会した覚えがないのに、いつのまにかPTA会員になっていて、PTA会費が他の学校経費と共に勝手に引き落としされてしまう学校が、今でもたくさんあります。

希望した人だけが入会するというのが、本来の任意加入の意味で、何の届けも出さなければ自動的に入会してしまい、入会したくない人だけが申し出るという形は、本来の任意参加という言葉には合わないですよね。

「退会届」も初めに配布しておくと、退会の仕方がわかりやく、まさに任意で退会できます。
退会の受理以降はPTA会費の支払いの必要はありません。

②PTA会員が役員になるのも活動に参加するのも任意

PTAの加入が任意だとしても、免除規定にあたらない限り、絶対1度はPTA委員をしないといけないというのでは、それは任意のPTAとはいえないと思います。

PTAは加入が任意というだけでなく、どんな活動をするかも任意でそれぞれの会員が決められることが、本当の任意のPTAです。

PTA会員になっても、立候補しない限り役員や委員になることはありません。
また PTA活動を強制されることもありません。
「1年に1度はPTA活動のお手伝いをしなければいけない」というような決まりもありません。

③PTA非会員の子どもに不利益がない

PTA非会員の子どもに不利益がないというのも、任意のPTAの要素の1つです。

子どもに不利益があるとかわいそうだからという理由でPTAを退会できない人がいては、結局は本当の任意のPTAとはいえません。
PTA会費で購入する生徒に配られる記念品の実費をPTA非会員の請求するのも許されません。

PTA活動はその学校に通う生徒全員の健全な発達を目的としています。
関連記事→PTAはいらない?PTA活動を効率化して、任意参加の実現を!

PTAの会員は、あくまで親と先生なので、子どもは会員ではありません。

PTAを退会したいという保護者に対して、「登校班に入れなくなる」「記念品を受け取れなくなる」「PTA主催行事に参加できなくなる」などと言って、退会を引きとめるられたという話をSNSでよく見かけるのですが、非会員の子どもに対する不利益があっては、本当に任意のPTAとはいえません。

強制PTAを廃止した学校の加入率は?

うちの学校では、今年度から正式に、前項で書いた全ての要件を満たす任意のPTAになりました。

前年度までのPTA加入状況は一度、白紙に戻し、今年度にPTA入会届を出した人だけがPTA会員となることにしました。
PTA加入率は約40%でした。この数字を多いと思うか、少ないと思うかは人それぞれだと思います。
ちなみにPTA会費は、一家庭あたり月200円×12ヶ月=年間2400円です。

PTAが任意団体であることを周知していない学校でのPTA加入率は、ほぼ100%でしょう。
そう考えると40%という数字は低いかもしれません。
しかし、非会員でも何の不利益もなくても、40%の人が2400円のお金は払ってもいい、払ってもPTAを存続して欲しいと思ってるのだとしたら、決して少ない数字ではないかもしれません。

任意加入のPTAの本当の意味とは?

もし上で述べた要件が満たされずに、PTAが任意加入であることだけを周知したとしたら、加入率は大きく変わるのではないかと思います。

「②PTA会員が役員になるのも、活動に参加するのも任意」という要件を満たさなければ、役員をできない・やりたくない人は入会しないので、大きく加入率を下げることになるでしょう。
「③PTA非会員の子どもに不利益がない」という要件を満たさなければ、子どもが入学式や卒業式のコサージュは記念品をもらえないとかわいそうだと思って、仕方なく加入する人も出てくるかもしれません。

PTAが任意加入であることはテレビで取り上げらることも増えて、今や多くの人が知っていると思います。
PTA非加入の子どもに対する差別も、最近、取り上げられることが増えてきたように思いますが、「②PTA会員が役員になるのも、活動に参加するのも任意」という部分については、まだ、あまり語られない気がします。

PTA活動の内容については賛成しているし、必要だと思っているけど、PTA役員をできないからという理由で、非加入にする人がいるのだとしたら、残念だと思います。
PTA会費を払ってないことで、なんとなく肩身の狭い気持ちになってしまう人もいると思います。
やりたい人が、やりたいことをするというのがPTAの本質だと思います。

もっと全国的に任意活動のPTAが広まっていってほしいです。
そのためにはPTA役員・委員の数が少なくてもPTA活動がまわるように、PTA活動を必要最低限のものに縮小し、活動もなるべく効率化すること大事なことだと思います。

関連記事→ PTAはいらない?PTA活動を効率化して、任意参加の実現を!

↓PTA活動を縮小・効率化する具体例を色々とまとめています。
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